2014/01/09

安蘭けいさんのホロスコープ

先日「CHESS in Consert」セカンドバージョンを拝見しました。
安蘭けいさんは宝塚を退団してからもいくつか出演作を拝見しましたが、
今回演じられたフローレンス・バッシーは、女っぷりも自然で魅力的。
安蘭さんの魅力が存分に味わえる役だったと思います。

今日は安蘭けいさんのホロスコープを見ていきましょう。



1970年10月9日生まれ
滋賀県甲賀郡出身


太陽は天秤座。
天秤座には他に水星と天王星があり、
知的でみんなを楽しませるエンターテイナーといった感じ。
大衆に人気のあるミュージカルスターらしい星です。
「ボケとツッコミを一人でされる」とも称される巧みな話術も納得。

太陽こそ天秤座ですが、風の星座にある星はこの3つだけ。
安蘭さんのホロスコープで特徴的なのは、なんと行っても地のグランドトラインでしょう。



山羊座の月、牡牛座の土星、乙女座の火星がグランドトライン。
また乙女座の火星には冥王星もゆるくコンジャンクション。
強力な地のトラインに、蠍座の金星がカイトを作っています。
まじめで誠実、自分に厳しい方という印象です。

音楽学校卒業時は77期の主席だった安蘭さん。
やる気も実力もあり、努力も惜しまず、着々と実力を磨いていらっしゃった様子が表れています。

山羊座の月と牡牛座の土星はミューチュアルレセプションになるので、
牡牛座の月というと、歌手の方に多い配置ですね。
安蘭さんの歌唱力や、感情を揺さぶる歌声が表れています。
そしてそれを支えるのが、自分に厳しい土星と、繊細で完璧主義な闘争心の火星なのでしょう。
また火星は冥王星ともゆるくコンジャンクションなので、
やる気がいつまでも続く、底力的なパワーを感じます。


このしっかりした土星と、蠍座の金星がオポジション。
女性性を抑圧してしまう…というとあまりよくなさそうですが、
男役という職業が表れているのかもしれません。
蠍座の金星は、山羊座の月と乙女座の月とはセクスタイルですし、
金星の近くには海王星もあります。
生真面目な地の性質に、蠍座の深い感情が加わる…まさに安蘭さんの男役像という感じがします。

前に安蘭さんはインタビューで、演じる人物の「傷」や「弱い所」を考え、それによりそって役作りをする、とおっしゃっていてなるほどと思ったのですが…
繊細な男役(乙女座の火星)を表現するのに、
蠍座の金星や海王星(人間の弱い部分に目を向ける想像力)を存分に生かしていらっしゃったのですね。


また蠍座には木星があり、貪欲でひとつのものを掘り下げる才能があります。
この木星はノーアスペクトで、理想が高く、蠍座なので深い!
高く深い理想が、何にも妨げられないイメージです。



そして特筆すべきは、火の星座に星がひとつもありません。
これは少し意外でした。
華やかですし、勢いのある方だと思っていたので…



実力も華もあり、誰もがもっと早くトップになると思っていた安蘭さんですが、
意外にも2番手の期間が長く、トップになったのは入団16年目。
かなりの遅咲きですね。
この辺りが、火の星座がなく、土星が強いホロスコープの持ち味なのかもしれません。

土星は後天的に学ぶことや、試練を乗り越えて勝ち取ることを意味しているので、
遅咲きでも着実に実力を伸ばし、
傷ついてもそれをバネに努力し続けのし上がる…
豊かな感情を持ちつつそれに飲まれず現実を生きる…
いかにも土星地のグランドトラインと蠍座のカイトらしい!



ご本人はたくさん傷つき、悲しい思いも人並み以上にされたと思いますが、
天秤座の太陽・水星・天王星の影響か、
いつもどことなく軽快で、粋な雰囲気をお持ちでした。

洗練されていて明るい印象なのに、
お芝居や歌から深い(あるいは傷ついた)感情を感じられるところが、
安蘭さんのたまらない魅力だったと思います。



安蘭さんのトップお披露目公演でのご挨拶

「夢は見るだけでなくかなえるものです。でもたとえかなえられなくても、その道程が夢なのです」


今でも思い出すとぐっときます。
私は地の星座の星が極端に少なく、


いつも同じ道程を進み続けることがどうも苦手なのですが…
そこに甘えず努力を続けねば…と、こういう方を見ていると反省します。



「CHESS in Consert」、明らかに難しいであろう楽曲を、
抒情的に・パワフルに歌い上げる安蘭さんが素敵でした。
聞くものの感情を揺さぶる歌声の裏には、きっと今もたゆまぬ努力があることでしょう。

これからのご活躍にも期待しております。



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