2014/01/12

瀬奈じゅんさんのホロスコープ

前回の安蘭けいさんに引き続き、2000年代に活躍した宝塚スターさん繋がりで。今回は瀬奈じゅんさんのホロスコープを見て行きたいと思います。


1974年4月1日
東京都出身



太陽は牡羊座。
確固たる自己があり、真っ直ぐな性格。
射手座の海王星とトラインで、芸術的な才能があり、無意識のうちに人の心を引きつけます。
あくまでもご本人は無意識なのですが、周りの人が感情移入してしまいます。

また、太陽と冥王星がオポジション。
強烈な個性でカリスマ的な存在。
…トップスターらしいホロスコープです。


太陽とはご本人の社会での顔、振舞おうとする方向性を表すので、
まさに芸名「瀬奈じゅん」としての存在感を表していますね。



太陽にオポジションの冥王星の天秤座は、水瓶座の金星、双子座の土星でグランドトライン。
水瓶座の金星は双子座火星ともトライン。
風星座のグランドトラインは、都会的でクールなイメージ。

男役(火星)としての生き方、
ストイックさ(土星)、
天才的な才能、新しさ、大衆の人気(天王星)

それらが互いに矛盾なく、エネルギーが循環しています。
これが水だともっと演歌的に、火だともっとど根性的になるのですが、風のグランドトラインなのでとても都会的で、さらっとしてます。

相手役の彩乃かなみさん退団後、新たな相手役を迎えなかった瀬奈さん。
そんな革新的なことをされたのに(昔はあったそうですが、近年ではまれですよね)
追求した男役像はあくまでも伝統的な男役でした。
このあたりは、天王星と土星のソフトアスペクトで、新しさと伝統をどちらも大事にしたい方なのでしょう。

また火星と金星もトラインなので、男役としての在り方と、ご本人の美意識の矛盾も少なかったことと思います。
(もともとユニセックスなところが魅力になる、水瓶座金星ですし)


風星座の惑星たちが上手くエネルギーを回転させて、
「瀬奈じゅん」という社会向けの顔を世の中に向けて押し出して行く(オポジション)イメージです。



それとは別に。

プライベートのでの姿や、無意識、子供のころを表す月は蟹座。
優しくて面倒見がよく、寂しがり。
人見知りで、身内贔屓になりやすい星でもあります。

また、水星と木星が魚座にあるので、プライベートではものすごく優しく、同情的な心の持ち主ではないかと思います。
風水がお好きなのは、魚座の水星らしいですね。

風と火の男性星座のエネルギーが強く、舞台の上では都会的な男役さんでしたが、ご本人は繊細で優しく、意外なほどウェットな心をお持ちで、その辺のギャップがファンにはたまらない魅力だと思います。



宝塚の生徒さんの「男役像」は火星に密接に関わっていると思うのですが、
瀬奈さんの火星双子座が発揮されているのは、まずは何と言っても都会的で軽やかなショースターぶりですね。

それだけではなく。
双子座って、基本的には知的でお調子者的な星座であると同時に、どこかしら寂しさを抱えているといいますか…自分を分かってくれる誰かを探して止まない方が多いように感じます。
(水の星座の人は「私をわかって!!!!」がダダ漏れなのですが、双子座のそれはもっとさりげない)
瀬奈さんの場合は寂しがり屋の蟹座の月なので、男役(双子座火星)を表現するに当たって、その双子座的寂しさが増幅されるのかなと。


思い返せば瀬奈さんの男役は、明るいのにどこか寂しそうなのが印象的でした。

「アーネストインラブ」アーネスト
「ミーアンドマイガール」ビル
「夢の浮橋」匂宮

…あたり、とても双子座火星×蟹座の月らしい。
三者とも基本的には明るかったり、モテてたり、おちゃらけてたりするのですが、
やっぱりどこかで喪失感や欠落感を抱えていて、その寂しさがとても魅力的でした。

…まあ、女性から見て魅力的な男性を演じるのが宝塚の男役だと言ってしまえばそれまでなのですが、
それにしても瀬奈さんの明るさと寂しさの配合は絶妙です。


なんて書くと瀬奈さんがすごく寂しそうな人みたいになってしまいますが^^;
ショーでの瀬奈さんはスタイリッシュなエンターテイナー!
いつ何時も確固たる存在感がありました。



また、瀬奈さんは前回の安蘭さんとは対照的で地の星座に星がありません。
固着宮の星も極端に少ない。
生活感がなく、素のイメージより、「瀬奈じゅん」という芸名のイメージが強いのはそのためでしょうか。
ご自身の目指された「瀬奈じゅん」を演じ切った、並外れたプロ意識には感服です。




蟹座の月は、心安らぐ居場所があるほうが輝けるはずなので、退団してご結婚もされた今、また新たな魅力を私たちに見せてくださることでしょう。



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